タティスJr.の守備|遊撃時代と右翼転向後を数字で比較

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フェルナンド・タティスJr.(Fernando Tatis Jr.)の守備は、遊撃で1000守備イニングあたり-3.9アウト、右翼で+4.1アウトだった。指標はStatcastのOAA(Outs Above Average)で、平均的な守備者より何アウト多く取ったかを示す。遊撃だった2019年はMLBの規定到達遊撃手33人中31位、右翼に移った2023年は規定到達右翼手36人中1位である。ただし右翼でも2024年は41人中25位まで落ちており、位置を変えたら一直線に上手くなった、という話ではない。数字はMLB Stats APIとBaseball Savantから取った(2026-08-18取得・2026年はシーズン途中)。

この記事でわかること

  • 遊撃3シーズンと右翼5シーズンを、OAAという同じ物差しで並べた年別の一覧
  • 右翼で最も良かった年と最も悪かった年の差が、実は超美技ではなく「2つ星」の平凡な打球で生まれていたこと(筆者集計)
  • 2026年に二塁へ戻ってからの339守備イニングで、何が起きているか

日本語で「タティスJr. 守備」と調べると、ゴールドグラブ受賞と強肩の話は出てくる。だが遊撃時代と右翼転向後を同じ指標で並べた表は見つからない。 受賞は投票の結果であって、守備の中身ではない。そこを数字で埋めるのがこの記事の役目だ。

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守備の話の前に、チームの現在地を押さえたい人はこちらから。


1. 結論:同じ物差しに載せると、遊撃の-3.9が右翼で+4.1になった

答えを先に置く。守った量の違いをそろえると、遊撃時代と右翼転向後で符号が逆転する。

位置対象年守備イニングOAA合計1000守備回あたりOAA
右翼2021, 2023, 2024, 2025, 20264157.3+17+4.1
遊撃2019, 2020, 20212047.0-8-3.9
二塁2023, 2026340.0+2+5.9
中堅2021, 202386.0-3-34.9

集計元:Baseball Savant(Statcast)のOAAと、MLB Stats APIの年×ポジション別守備イニングを筆者が突き合わせて算出した(いずれも2026-08-18取得)。中堅の86イニングと二塁の340イニングは母数が小さく、参考値として置いてある。再取得は python3 scripts/tatis-defense-pull.py

差は1000守備回あたり8.0アウトだ。 1シーズンぶんの右翼守備がおよそ1200イニングなので、単純に引き伸ばすと年10アウト近い開きになる。

ただし、これを「位置を変えたら上手くなった」と読むのは早い。年ごとに割ると、遊撃でも右翼でも上下している。上下の幅と、悪い年の落ち込み方が違うだけだ。

言葉を1つ決めておく。本記事の「守備が上手い」は、そのポジションの平均的な守備者を基準にして、どれだけ多くアウトを取れたかを指す。 見た目の派手さも、失策の少なさも、ここでは基準にしない。


2. なぜ失策や守備率で比べてはいけないのか

失策で比べると、答えが逆に出る。遊撃時代の失策は9イニングあたり0.185、右翼転向後は0.037で、その差は5.0倍ある。

位置出場季試合守備イニング失策うち送球失策9イニングあたり失策
右翼54974157.31760.037
遊撃32422047.042280.185
二塁244340.0330.079

出典:MLB Stats API(statsapi.mlb.com・レギュラーシーズン・2026-08-18取得)。守備イニングは3分の1単位に直して合計した(筆者集計)。

この5.0倍は、本人の腕前ではなく仕事の中身の差だ。遊撃は1試合に何度も捕って投げる。右翼は打球が飛んでこない回のほうが多い。難易度も頻度も違う位置を、同じ失策数で比べても意味がない。

そこでOAAを使う。MLB公式の用語集は、OAAを「守備範囲にもとづく指標で、その選手が何アウト救ったかを示す」と定義している。外野では打球ごとの捕球確率を足し上げる。捕球確率25%の打球なら、捕れば+0.75、落とせば-0.25だ(MLB.com 用語集・2026-08-18取得)。

ここが肝心だ。OAAは「そのポジションの平均」を0に置く。 右翼手は右翼手と、遊撃手は遊撃手と比べられる。だから位置をまたいでも「平均からどれだけ離れているか」という一点では並べられる。守備率にはこの性質がない。

なお同じ用語集は、内野手のOAAが2020年に追加されたものだとも書いている。2019年の遊撃OAAはさかのぼって算出された値であり、その前提で読む必要がある。


3. 遊撃時代の3シーズン|2019年は規定到達33人中31位だった

遊撃時代は3シーズンで2047.0イニング。内訳は一様ではなく、1年目と2年目で正反対の値が出ている。

OAA守備防御点実際の成功率期待成功率規定到達での順位
2019-16-1269%73%-4%33人中31位
2020+6+572%69%+3%34人中7位
2021+2+271%70%+1%36人中14位

出典:Baseball Savant(Statcast)のリーダーボード([Baseball Savant|Outs Above Average](https://baseballsavant.mlb.com/leaderboard/outs_above_average)・2026-08-18取得)。順位は規定到達(min=q)の母数で数えた。1機会だけの選手まで含めると母数が200人を超え、順位の意味が薄れるためである。

2019年の-16は、規定到達の遊撃手33人のうち下から3番目である。新人年の彼は、遊撃手として明確に平均以下だった。 ここは受賞歴からは絶対に読み取れない部分だ。

方向別に割ると、どこで落としていたかが出る。

正面三塁線側一塁線側背後
2019-13+3-60
2020+2+1+1+2
2021+1-1+3-1

出典:Baseball Savant(Statcast)のOAA方向別内訳・2026-08-18取得。正面=前方向、背後=後ろ方向への打球。

2019年の-16のうち、-13が「正面」で出ている。横に動く打球ではなく、前に出る打球で落としていた。 三塁線側はむしろ+3である。守備範囲が狭かったというより、正面の処理が固まっていなかった、と読める形をしている。

そして翌2020年は+6、34人中7位まで上がった。1年で上位に食い込んでいる。遊撃が務まらなかったのではなく、1年目が悪かった。 ここを混同した記事は多い。

失策の中身も見ておく。遊撃3年の失策42のうち、28が送球失策だった。比率にして66.7%である。MLB公式のコラムも同じ点を指摘している。強肩を持ちながら、遊撃手としては送球のミスが少なくなかった、という記述だ(MLB.com・2026-04-13公開・2026-08-18取得)。

なお2022年は守備記録が0イニングで、本記事の比較対象には入らない。


4. 右翼転向後の5シーズン|1位の年もあれば、25位の年もある

右翼に移ってからは4157.3イニング。最良の年と最悪の年で、順位が24人ぶん離れている。

OAA守備防御点実際の成功率期待成功率規定到達での順位
2021-1-185%88%-3%規定未到達(151.1回のみ)
2023+10+991%88%+3%36人中1位
2024-1-187%87%0%41人中25位
2025+8+789%87%+2%36人中3位
2026+1+190%89%+1%38人中12位

出典:Baseball Savant(Statcast)・2026-08-18取得。2026年は8月18日時点でパドレスが126試合を消化した途中経過である。

2023年の+10は、その年のMLBの右翼手で最も高い値だ。同じ年にローリングス・ゴールドグラブ賞とプラチナグラブ賞を受賞している。2025年も両方を受賞した(MLB Stats API 受賞歴・2026-08-18取得)。

問題は2024年である。OAAは-1、順位は41人中25位。受賞した2年に挟まれた1年だけ、平均をわずかに下回っている。 先ほどのMLB公式コラムは、この年について脚のstress reaction(疲労骨折に至る前の骨の反応)を抱えていたと記している。同コラムは「外野手として過ごした3シーズンのうち、プラチナグラブが無いのはその年だけだ」とも書いた。

守備率だけを見ていると、この落ち込みは見えない。2024年の守備率は.973で、平凡ではあっても悪い数字には見えないからだ。指標を1つしか持たないと、こういう年を取りこぼす。

同じやり方で58シーズンを並べた記事|パドレスの歴代クローザーを数字で見る →

「印象ではなく年表で見る」型の記事はこちらにもある。


5. 差がついたのは超美技ではなく「2つ星」の打球だった(筆者集計)

ここが本記事でいちばん書きたかった部分だ。2024年と2025年でOAAが9アウト動いたが、その差は難しい打球ではなく、平凡な打球で生まれている。

筆者集計:星別の捕球成功率(外野の打球のみ)

Statcastは外野の打球を捕球確率で5段階に分ける。5つ星は捕球確率0〜25%、4つ星は30〜50%、3つ星は55〜75%の打球だ。2つ星は80〜90%、1つ星は95%にあたる(MLB.com 用語集|Catch Probability・2026-08-18取得)。

外野OAA5つ星4つ星3つ星2つ星1つ星
2023+84/22(18.2%)6/8(75.0%)10/11(90.9%)22/24(91.7%)25/28(98.6%)
2024-10/17(0.0%)3/4(75.0%)5/7(71.4%)8/12(66.7%)10/11(99.3%)
2025+82/30(6.7%)4/7(57.1%)16/21(76.2%)34/38(89.5%)28/28(99.3%)
2026+11/11(9.1%)1/2(50.0%)3/4(75.0%)9/11(81.8%)11/12(99.1%)

2024年と2025年を見比べる。5つ星の成功率は0.0%から6.7%へ、たった2つ増えただけだ。 一方で2つ星は66.7%から89.5%へ、22.8ポイント上がっている。

つまり、良い年と悪い年を分けたのは「本来なら10回のうち8回は捕れる打球」である。ハイライト映像に残るような打球ではない。捕れて当たり前の一歩手前にある打球を、取りこぼすかどうか。 そこで年間9アウトぶんの差がついた。

ちなみに2023年以降の5つ星は通算7/80で、成功率8.8%にとどまる。派手な打球を人並み外れて捕っているわけではない。

集計元:Baseball Savant の捕球確率リーダーボード(2026-08-18取得)を筆者が年別に並べ直した。この表のOAAは外野で守った全ポジションの合計なので、右翼だけを抜き出した第4章の値とは一致しない年がある(2023年は外野合計+8、右翼単独+10)。1つ星の分母は捕球確率95%以上の打球で、2026年はシーズン途中の値である。

実際にペトコ・パークで観戦したことがあるが、この差は現地の目では判定できなかった。 スタンドから見ていると、走って捕った打球はどれも上手く見える。捕球確率80%の打球と95%の打球を肉眼で見分ける方法を、筆者は持っていない。だから机の上で数えた。


6. 肩は変わったのか|遊撃92.1マイル、右翼96.7マイル

送球速度も同じ物差しで追える。遊撃時代の平均92.1〜92.2マイルに対し、右翼転向後は95.5〜96.7マイルだった。

位置送球数平均(マイル)100球以上での順位
2020遊撃25292.131人中1位
2021遊撃44692.256人中1位
2023右翼28596.741人中1位
2024右翼23795.848人中1位
2025右翼33595.540人中3位
2026右翼19292.434人中9位
2026二塁19387.851人中1位

出典:Baseball Savant(Statcast)の送球速度リーダーボード・2026-08-18取得。順位は同じ位置で100球以上を投げた選手の中での順位(筆者集計)。単年の最大値は2021年98.4マイル、2023年102.1マイル、2025年102.9マイル、2026年100.8マイル。

遊撃と右翼で4マイル前後の差があるが、これは肩が強くなったからではない。外野手は助走をつけて投げられるぶん、同じ肩でも球速が上がる。 MLB公式の用語集にも同じ説明がある。外野手は走りながら投げるため、投手の球速を上回ることがある(MLB.com 用語集|Arm Strength・2026-08-18取得)。位置が違えば数字も変わる。ここは素直に読むべきではない。

意味があるのは同じ位置での順位のほうだ。遊撃でも右翼でも二塁でも、その位置の1位か3位に入っている。 肩そのものは、位置を問わずMLBの最上位にあると読める。

ここで注記を1つ加えておく。2019年の送球速度は取得できない。Statcastのホークアイによる送球計測は2020年開始で、リーダーボードにその年の行が存在しないためだ。遊撃時代でいちばん失策が多かった年の送球速度だけ、この記事には無い。


7. 2026年、二塁に戻ってきた|339イニングで起きていること

2026年のタティスJr.は、右翼709.0イニングと並行して、二塁で339.0イニングを守っている。メジャーで二塁に先発したのは、この年が初めてだ(2023年に1イニングだけ守った記録はある)。

項目2026年 右翼2026年 二塁
試合 / 先発91 / 8043 / 40
守備イニング709.0339.0
刺殺 / 補殺141 / 262 / 94
失策(うち送球失策)3(0)3(3)
併殺参加018
OAA+1(38人中12位)+2(41人中17位)
送球速度の平均92.4マイル87.8マイル(51人中1位)

出典:MLB Stats API およびBaseball Savant(Statcast)・いずれも2026-08-18取得。パドレスは同日時点で126試合を消化しており、すべてシーズン途中の値である。

MLB公式のコラムによれば、この起用は正遊撃手と正二塁手に休養を与えるための控えとしてのものだ。監督のクレイグ・スタメンは「彼はほとんどの日は右翼で出る。ただ、ザンダーやジェイクに休みが要るときは、いまのところ二塁を守らせる最良の選択肢だ」と述べている。初戦の併殺の送球は84.8マイルを記録した。Statcastによれば、昨季以降の二塁手による併殺送球で3番目に速い(MLB.com・2026-04-13公開・2026-08-18取得)。

数字を見ると、内野での癖も一緒に戻ってきている。二塁での失策3個は、3個とも送球失策だった。 右翼での失策3個には送球失策が1個も無い。339イニングでの3個なので断定はできないが、遊撃時代の66.7%という比率を思い出させる並びではある。

推測: 内野に戻ると送球失策の比率が上がるのは、送球の速さではなく、判断に使える時間の短さが効いているためだと筆者は考える。ここはOAAでも送球速度でも測れないので、推測として置いておく。


8. この記事で使わなかった数字と、その理由

正直に書く。取りに行って取れなかった指標が3つある。

筆者の立場

取れなかったことを書かずに済ませると、記事のほうが実力より賢く見えてしまう。

1つ目は DRS(Defensive Runs Saved) である。日本語の記事でもよく引かれる指標だが、算出元のSports Info Solutionsは無料のAPIを公開していない。FangraphsとBaseball Referenceはボット判定が働き、機械での取得が通らなかった(2026-08-18実測。チャレンジ用のHTMLが返る)。年ごとのDRSを1本の表にする手段が無かったので、この記事はDRSを1度も使っていない。 他所で見た数値を書き写すことはしない。

2つ目は 2019年の送球速度。第6章に書いたとおり、計測が2020年開始のため存在しない。遊撃時代の3年のうち1年が空欄になる。

3つ目は 内野の捕球確率(星別)。Statcastの捕球確率は外野の打球だけを対象にしている。だから第5章の星別分析は、遊撃時代や二塁には適用できない。右翼の中でしか成立しない分析であることを、はっきり書いておく。

計算できることと、載せてよいことは別の話だ。手元に無い数字を埋めた瞬間に、この記事の他の数字も信用できなくなる。

もう1つ触れておく。OAAは「そのポジションの平均」を基準にする指標なので、この記事は「遊撃と右翼のどちらが難しいか」には答えていない。 答えているのは「それぞれの位置の平均と比べてどうだったか」だけである。守備位置の価値そのものを比べたいなら、別の指標が要る。


9. よくある質問

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出典・参考リンク

すべて 2026-08-18 に取得。

一次データの台帳は docs/research/tatis-defense.md に置いた。出典台帳は docs/research/tatis-defense-data-sources.md である。再取得は python3 scripts/tatis-defense-pull.py で行える。

守備が良い年でも順位は動かなかった|パドレスが勝ちきれない理由を数字で見る記事へ →

プラチナグラブが2度あっても、優勝は無い。next はその話。


初出:2026-08-18

最終データ確認:MLB Stats API・Baseball Savant(Statcast)・MLB.com(すべて2026-08-18取得)

次回レビュー予定:2026-09-18(ペリシャブル記事のため月1で更新する。2026年の値はシーズン途中)

筆者:パドレスヘッズ(運営者情報

訂正の連絡先お問い合わせ

本記事はサンディエゴ・パドレスおよびMLBとは無関係の非公式ファンサイトの記事である。守備成績はMLB Stats APIおよびBaseball Savant(Statcast)の記載に基づく。2026年の数字は2026-08-18時点のシーズン途中のものであり、確定値ではない。DRS・UZRは機械での取得ができなかったため本記事では一切扱っていない。本記事はMLBおよびパドレスのロゴ・選手写真を一切使用していない。

タティスJr.は遊撃と右翼のどちらが上手いのですか?

A. OAAという同じ指標で見ると、右翼のほうが良い数字が出ています。遊撃3シーズン(2019・2020・2021年)は2047.0守備イニングでOAA合計-8、1000イニングあたり-3.9でした。右翼5シーズン(2021・2023〜2026年)は4157.3イニングでOAA合計+17、1000イニングあたり+4.1です。ただしOAAはそのポジションの平均を0とする指標なので、「右翼のほうが簡単だから数字が良い」という意味にはなりません。それぞれの位置で、同じ位置の平均と比べた結果です(Baseball Savant・MLB Stats API・2026-08-18取得)。

遊撃時代のタティスJr.は守備が下手だったのですか?

A. 年によって大きく違います。2019年はOAA-16で、規定到達の遊撃手33人中31位でした。しかし2020年は+6で34人中7位、2021年は+2で36人中14位です。つまり新人年だけが極端に悪く、その後は遊撃手として平均以上に戻っていました。「遊撃が務まらなかった」というより「1年目が悪かった」というほうが数字には近いです。なお遊撃3年の失策42個のうち28個が送球失策で、比率は66.7%でした。

タティスJr.はゴールドグラブを何回受賞していますか?

A. 2023年と2025年の2回です。MLB Stats APIの受賞記録によると、この2年はゴールドグラブ賞とプラチナグラブ賞を同時に受賞しています(2026-08-18取得)。いずれもナ・リーグの右翼手としての受賞です。ただし受賞した2年に挟まれた2024年は、OAA-1で規定到達の右翼手41人中25位でした。賞はその年の結果であって、守備力が毎年同じであることの証明にはなりません。

OAAとは何ですか?守備率と何が違いますか?

A. OAA(Outs Above Average)は、平均的な守備者と比べて何アウト多く取ったかを示す指標です。外野では打球ごとの捕球確率を足し上げて計算し、捕球確率25%の打球を捕れば+0.75、落とせば-0.25が加算されます。守備率が「触った打球をミスなく処理したか」しか見ないのに対し、OAAは「そもそも届かなかった打球」も評価の対象です。またOAAはポジションごとの平均を0に置きます。そのため位置が違う選手同士でも「平均からどれだけ離れているか」で比較できます(MLB.com 用語集・2026-08-18取得)。

2026年にタティスJr.が二塁を守っているのはなぜですか?

A. MLB公式のコラムによると、正遊撃手と正二塁手に休養日を与えるための控えとしての起用です。監督のクレイグ・スタメンは、ほとんどの日は右翼で出場し、内野に休みが必要なときだけ二塁に入る、という趣旨を述べています。2026年8月18日時点で二塁43試合・339.0イニングを守り、OAAは+2、規定到達の二塁手41人中17位でした。二塁からの送球速度の平均87.8マイルは、100球以上投げた二塁手51人中1位でした(Baseball Savant・2026-08-18取得)。

タティスJr.の肩はどのくらい強いのですか?

A. 右翼手としての平均送球速度は2023年96.7マイル、2024年95.8マイル、2025年95.5マイルでした。100球以上を投げた右翼手の中で、2023年と2024年は1位、2025年は3位です。単年の最大値は2025年の102.9マイルでした。遊撃時代の平均は2020年92.1マイル、2021年92.2マイルで、いずれも100球以上を投げた遊撃手の中で1位です。位置による差はありますが、どの位置でもその位置の最上位に入っています。なお2019年はStatcastの送球計測が始まる前なので、データがありません。

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