パドレスの歴代クローザー|ホフマンからミラーまでを数字で並べる

分析・データ
パドレスは1969年から2026年までの58シーズンで、31人の投手がその年のチーム最多セーブを記録している。最多はトレバー・ホフマンの14シーズンで、球団通算552セーブは2位ヒース・ベルの134の4.1倍にあたる。2026年の守護神はメイソン・ミラーで、8月16日時点で30セーブ・防御率0.88・WHIP 0.84。この3つはいずれも58シーズンで最も良い値である。数字はMLB Stats APIから取った(年別 2026-08-16取得/通算 2026-08-17取得)。

この記事でわかること

  • 1969〜2026年の58シーズン、その年のチーム最多セーブが誰だったかの全一覧
  • 球団通算セーブの歴代トップ15。1位と2位が4.1倍離れているという偏り
  • クローザーの平均在任が1〜2年しかなく、ホフマンの15年だけが例外だった構造(筆者集計)

日本語で「パドレス 歴代クローザー」と調べても、年表として並んだ一覧はほぼ出てこない。ホフマン単体、ミラー単体の記事はある。その間をつなぐ58年ぶんが抜けている。 そこを数字で埋めるのがこの記事の役目だ。

いまのパドレスに日本人選手は何人いるのか|2026年の在籍状況へ →

ブルペンの話が続くので、松井裕樹の現在地が気になった人はこちらから。


1. 結論:58シーズンで31人が入れ替わり、うち14シーズンがホフマン1人

答えを先に置く。パドレスのクローザーは58シーズンで31人が入れ替わった。 1人あたりの平均は1.87シーズンにしかならない。

ただし平均は実態を隠す。31人のうち21人、つまり67.7%は、チーム最多セーブになったのが1度きりだった。一方でホフマンは14度である。

まず言葉を定義しておく。本記事の「その年のクローザー」は、リーグ全体のセーブ王ではなく、そのシーズンにチーム内で最も多くセーブを挙げた投手を指す。 守護神が途中で交代した年も、最終的にセーブが最多だった1人を置いている。

MLB公式は2026年2月、ミラーを守護神に指名した記事で球団の系譜をこう書いた。

The Padres, of course, boast a storied tradition of great closers — from Rollie Fingers to Goose Gossage to Trevor Hoffman.

訳すとこうなる。パドレスにはロリー・フィンガーズ、リッチ・ゴセージ、トレバー・ホフマンと続く名クローザーの伝統がある。出典はMLB.comである(2026-02-11公開・2026-08-17取得)。

その伝統は本当にあった。ただし58年を1行ずつ並べると、伝統の実体は連続ではなく「1〜2年で入れ替わる時期」と「1人が15年居座った時期」の落差だと分かる。


2. 1969〜2026年|全58シーズンの一覧表

数えたのは58シーズン、取得失敗はゼロだった。セーブの記録者がいなかった年も存在しない。

投手S防御率登板投球回奪三振WHIP
1969ビリー・マクール74.305458.2351.72
1970トム・デュークス104.045369.0561.26
1971ボブ・ミラー101.645698.2511.25
1972マイク・コーキンス63.5447140.01081.34
1973マイク・コールドウェル103.7455149.0861.34
1974ビセンテ・ロモ94.565471.0261.62
1975ダニー・フリセラ93.136597.2671.40
1976ブッチ・メツガー162.9277123.1891.39
1977ロリー・フィンガーズ352.9978132.11131.20
1978ロリー・フィンガーズ372.5267107.1721.05
1979ロリー・フィンガーズ134.525483.2651.53
1980ロリー・フィンガーズ232.8066103.0691.29
1981ゲイリー・ルーカス132.005790.0531.27
1982ゲイリー・ルーカス163.246597.1641.21
1983ゲイリー・ルーカス172.876291.0601.31
1984リッチ・ゴセージ252.9062102.1841.08
1985リッチ・ゴセージ261.825079.0521.03
1986リッチ・ゴセージ214.454564.2631.38
1987ランス・マカラーズ(父)163.7278123.11261.41
1988マーク・デービス282.016298.11021.14
1989マーク・デービス441.857092.2921.05
1990クレイグ・レフェーツ232.525678.2601.14
1991クレイグ・レフェーツ233.915469.0481.28
1992ランディ・マイヤーズ384.296679.2661.48
1993ジーン・ハリス233.035959.1391.58
1994トレバー・ホフマン202.574756.0681.05
1995トレバー・ホフマン313.885553.1521.16
1996トレバー・ホフマン422.257088.01110.92
1997トレバー・ホフマン372.667081.11111.02
1998トレバー・ホフマン531.486673.0860.85
1999トレバー・ホフマン402.146367.1730.94
2000トレバー・ホフマン432.997072.1851.00
2001トレバー・ホフマン433.436260.1631.14
2002トレバー・ホフマン382.736159.1691.18
2003ロッド・ベック201.783635.1321.02
2004トレバー・ホフマン412.305554.2530.91
2005トレバー・ホフマン432.976057.2541.11
2006トレバー・ホフマン462.146563.0500.97
2007トレバー・ホフマン422.986157.1441.12
2008トレバー・ホフマン303.774845.1461.04
2009ヒース・ベル422.716869.2791.12
2010ヒース・ベル471.936770.0861.20
2011ヒース・ベル432.446462.2511.15
2012エルネスト・フリエリ232.326766.0980.98
2013ヒューストン・ストリート332.705856.2461.02
2014ヒューストン・ストリート411.376159.1570.94
2015クレイグ・キンブレル392.586159.1871.04
2016フェルナンド・ロドニー253.446765.1741.39
2017ブランドン・マウラー226.526859.1591.55
2018ブラッド・ハンド322.756972.01061.11
2019カービー・イェーツ411.196060.21010.89
2020トレバー・ローゼンタール111.902323.2380.85
2021マーク・メランソン392.236464.2591.22
2022ジョシュ・ヘイダー365.225650.0811.28
2023ジョシュ・ヘイダー331.286156.1851.10
2024ロベルト・スアレス362.776565.0591.05
2025ロベルト・スアレス402.977069.2750.90
2026メイソン・ミラー300.884951.1930.84

出典:MLB Stats API(statsapi.mlb.com・レギュラーシーズンのみ・2026-08-16取得)。筆者がAPIから年別に取得して集計した。投球回は野球式の表記で、58.2は58回3分の2を指す。WHIPは1イニングあたりに許した走者数(安打+四球)で、値が小さいほど良い。2026年はシーズン途中の数字である。再取得は python3 scripts/padres-closers-pull.py

一覧をながめると、1970年代の投球回に目が留まる。1972年のマイク・コーキンスは140.0回、1973年のマイク・コールドウェルは149.0回を投げている。いまのクローザーの3倍近い。 当時の「抑え」は9回だけの担当ではなかった。


3. 球団通算セーブのトップ15|1位と2位が4.1倍離れている

球団通算で見ると、偏りはさらに露骨になる。1位ホフマンの552セーブに対し、2位ヒース・ベルは134。差は418もある。

投手英語表記球団通算セーブ
1トレバー・ホフマンTrevor Hoffman552
2ヒース・ベルHeath Bell134
3ロリー・フィンガーズRollie Fingers108
4リッチ・ゴセージRich Gossage83
5ヒューストン・ストリートHuston Street80
6マーク・デービスMark Davis78
7ロベルト・スアレスRobert Suarez77
8クレイグ・レフェーツCraig Lefferts64
9カービー・イェーツKirby Yates56
10ゲイリー・ルーカスGary Lucas49
11ブラッド・ハンドBrad Hand46
12ジョシュ・ヘイダーJosh Hader40
13クレイグ・キンブレルCraig Kimbrel39
13マーク・メランソンMark Melancon39
15ランディ・マイヤーズRandy Myers38

出典:MLB Stats API の通算セーブ順位(エンドポイント /api/v1/stats/leaders?leaderCategories=saves&statType=career&teamId=135・レギュラーシーズン・2026-08-17取得)。同じ552という数字は球団公式の永久欠番ページにも載っており、2つの独立した公式ソースで一致した。

球団公式は、ホフマンのパドレスでの16シーズンをこう記している(パドレス公式|Retired Numbers・2026-08-17取得)。552セーブ/618機会(成功率.893)、防御率2.76、902試合登板で1,029奪三振。背番号51は永久欠番だ。

2位から6位までの5人を足しても483で、ホフマン1人の552に届かない。 7人目を加えてようやく560になり、追い抜く。歴代クローザーの話をしているつもりが、気づくと1人の話になっている。この記事を書いていて、その引力の強さを実感した。

なお球団公式のページは、ホフマンをいまも「MLB通算セーブ数1位」と書いている。これは引退当時の記述である。野球殿堂の公式ページは「マリアノ・リベラがのちにホフマンの記録を破った」と明記している野球殿堂公式|Trevor Hoffman・2026-08-17取得)。公式同士でも書かれた時点がずれると内容がずれるので、ここは殿堂側を採る。


4. なぜ「歴代クローザー」が思い出せないのか|3つの時代に割れている(筆者集計)

理由は在任年数にある。58シーズンを3つに割ると、真ん中の15年だけが異常だった。

筆者集計:クローザーの平均在任は1.4〜1.6年。例外は1994〜2008年だけ

期間シーズン数チーム最多セーブになった投手数1人あたり平均
1969〜1993年25161.56シーズン
1994〜2008年1527.50シーズン
2009〜2026年18131.38シーズン

真ん中の15年の内訳は単純だ。ホフマンが14シーズン、2003年のロッド・ベックが1シーズン。ホフマンが肩を手術して出遅れた年だけ、別の名前が入っている。

前後の時代は1〜2年で入れ替わる。つまり「1〜2年で交代」がパドレスの標準であって、ホフマンの15年のほうが例外だった。

集計元:MLB Stats API(2026-08-16取得)の年別データを筆者が期間で区切って算出した。区切りはホフマンが初めてチーム最多セーブになった1994年と、パドレス最終年の2008年を境にしている。

だから日本語で「パドレスの歴代クローザー」を思い出そうとすると、ホフマンで詰まる。残り44シーズンに30人が散らばっていて、1人あたりの持ち時間が短すぎる。 覚えられないのは記憶力の問題ではなく、構造の問題だ。

もうひとつ、仕事の中身も変わっている。年代ごとに平均を取ると、投球回が半分になり、セーブが倍になった。

年代対象季平均投球回平均登板平均セーブ
1970年代10107.260.615.5
1980年代1094.261.722.9
1990年代1070.660.633.0
2000年代1057.558.638.8
2010年代1063.164.234.6
2020年代754.455.432.1

集計元:MLB Stats API(2026-08-16取得)。1969年は単独の1季なので表から外した。2020年代は2026年までの7季。投球回は3分の1単位に直してから平均している(筆者集計)。

登板数はほとんど動いていない。減ったのは1登板あたりのイニングだけである。 1970年代は1試合平均1.77回、2020年代は0.98回。抑えの仕事が「試合の終盤」から「9回の1イニング」へ縮んだ過程が、そのまま数字に出ている。

1イニングをどう抑えるのか|松井裕樹の球種構成をStatcastで分解した記事へ →

いまのブルペンは1人1イニングで回る。その1イニングの中身を見る記事。


5. 名前が残った4人|フィンガーズ、ゴセージ、デービス、ホフマン

殿堂入りした3人と、サイ・ヤング賞を獲った1人。58シーズンの中で球団外にも名前が残ったのは、この4人にほぼ絞られる。

ロリー・フィンガーズ(1977〜1980年)

パドレス在籍は4年で、球団通算108セーブは歴代3位。1977年に35セーブ、1978年に37セーブを挙げ、この2年はいずれもチーム最多だった。殿堂入りは1992年。1981年にはブルワーズでア・リーグのMVPとサイ・ヤング賞を同時に受賞している(野球殿堂公式|Rollie Fingers・2026-08-17取得)。

リッチ・ゴセージ(1984〜1987年)

在籍4年で球団通算83セーブ。球団史上初のワールドシリーズ進出となった1984年に、10勝25セーブを挙げている。 殿堂入りは2008年(野球殿堂公式|Goose Gossage・2026-08-17取得)。パドレス在籍の4年間はすべてチーム最多セーブだった。

マーク・デービス(1988〜1989年)

パドレスのサイ・ヤング賞受賞者5人のうち、救援投手はデービスただ1人である。 1989年に当時の球団記録となる44セーブを挙げ、受賞した。球団公式の年表は「当時のナ・リーグ記録にあと1つと迫る44セーブ」と記す(パドレス公式|Timeline 1980s・2026-08-17取得)。他の4人はいずれも先発投手だった(パドレス公式|Awards・2026-08-17取得)。ブレイク・スネル、ジェイク・ピービー、ゲイロード・ペリー、ランディ・ジョーンズである。

トレバー・ホフマン(1993〜2008年)

MLB公式のキャリア年表が、この16年をよくまとめている。1993年8月6日、ゲイリー・シェフィールドのトレードでサンディエゴへ移籍。 マイナーでは遊撃手だった選手が、レッズの判断で投手へ転向した経歴を持つ。

1995年にチームメイトのドニー・エリオットからチェンジアップの握りを教わり、これが決定打になった。殿堂のプレートの書き出しは「Master of a mystifying changeup(幻惑するチェンジアップの達人)」である。

1998年7月、AC/DCの「Hells Bells」が登場曲としてクアルコム・スタジアムでお披露目され、のちにペトコ・パークへ引き継がれた。同じ1998年に球団記録の53セーブを挙げ、ナ・リーグのサイ・ヤング賞投票で2位に入っている。2006年9月にはリー・スミスを抜いて通算セーブの歴代1位に立った(MLB.com・2026-08-17取得)。

紛らわしいのは、ペトコ・パークには「鐘」が2つあることだ。この登場曲の鐘の音とは別に、左翼線には700ポンドの実物の鐘(ミッション・ベル)が吊るされている。どちらがいつ鳴るのかはパドレス9回の鐘とHells Bellsの違いにまとめた。

球団の通算セーブ記録を塗り替えたのは1997年6月23日、ジャイアンツ戦だった。フィンガーズを抜いた109セーブ目であるパドレス公式|Timeline 1990s・2026-08-17取得)。そこから11年で552まで積み上げた。殿堂入りは2018年、3回目の投票だった。


6. 2026年のメイソン・ミラーは、58シーズンで最も三振を取っている

現在地を数字で押さえる。2026年のミラーは、奪三振率・防御率・WHIPの3つで58シーズンの歴代トップに立っている。 奪三振率は9イニングに換算した奪三振数のことだ。

筆者集計:奪三振率の歴代トップ6(1969〜2026年・チーム最多セーブ投手のみ)

投手奪三振率奪三振投球回
2026メイソン・ミラー16.319351.1
2019カービー・イェーツ14.9810160.2
2022ジョシュ・ヘイダー14.588150.0
2020トレバー・ローゼンタール14.453823.2
2023ジョシュ・ヘイダー13.588556.1
2012エルネスト・フリエリ13.369866.0

上位6つのうち5つが2012年以降に集中している。三振で終わらせるクローザーは、パドレスでも比較的新しい形だ。 ちなみにホフマンの最高は1997年の12.28で、58シーズン中9位にあたる。

集計元:MLB Stats API(2026-08-16取得)の年別データから筆者が算出。奪三振率=奪三振÷投球回×9。投球回の端数は3分の1単位に直して計算した。2026年はシーズン途中の数字である。

MLB公式は、ミラーがアスレチックスからトレードで加入した2025年の内容をこう記している。サンディエゴでの22登板で防御率0.77、対戦した83打者のうち45人から三振を奪った。ポストシーズンでは2登板で対戦9人中8人を三振に取り、8者連続奪三振のポストシーズン記録に並んだ。カーソン・ケリーを打ち取った1球は104.5マイル(時速約168キロ)だった(MLB.com・2026-08-17取得)。

2026年の守護神就任は、前任者の退団によるものだ。2025年に40セーブでナ・リーグ最多だったロベルト・スアレスが、オフにアトランタへ移籍した。 新監督クレイグ・スタメンは同記事で「彼はここにぴったりはまる。あの伝統を受け継いでいく」と述べている。

ここで冷静に見ておきたい点がある。ミラーの2026年は、まだ49登板・51.1回でしかない。 58シーズンの上位に並ぶ数字ではあるが、シーズンは終わっていない。ホフマンの14度やフィンガーズの4年と同じ土俵で語るには早い。

では、その三振は何で取っているのか。ミラーはスライダーを51.3%投げ、その空振り率54.8%はリリーフ12投手で最も高い。ブルペン全体の持ち球はパドレスのブルペン22投手の球種一覧に並べた(Baseball Savant・2026-08-19取得)。


7. この記事で使わなかった数字と、その理由

正直に書く。MLB Stats APIが返す「セーブ機会」と「ブローセーブ」は、1974〜1998年の25シーズンがすべて0だった。 この期間の成功率を計算すると、全員が100%になってしまう。

筆者の立場

きれいに揃いすぎている数字は、疑ってから使う。

25シーズン連続でブローセーブが0という値は、成績ではなく記録の欠損とみるのが自然だ。推測: 当該期間のブローセーブがAPI側に入っておらず、機会=セーブ数として返っている。よって本記事では、成功率と機会の比較を一切載せていない。 一覧表からもこの2列を外した。

計算はできる。できるが、計算できることと、載せてよいことは別の話だ。1974年から1998年までの守護神が全員ノーミスだった、という表を作った瞬間にこの記事は信用を失う。

もうひとつ。筆者はペトコ・パークで観戦したことがあるが、この記事の中身は現地に行っても手に入らない。 58年ぶんの年別成績をAPIから引き、期間で区切って平均を取る作業でしか出てこない。だから体験を根拠には使わず、机の上で作ったと明記しておく。行った回数を、書ける内容の担保にはしない。

使わなかったものをもう1つ挙げる。ポストシーズンのセーブは本記事の集計に含めていない。 対象はレギュラーシーズンのみで、これはAPIから取得した時点で条件を固定してある。ホフマンの1998年ナ・リーグ優勝決定シリーズ第6戦のような場面は、この表には出てこない。


8. よくある質問

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出典・参考リンク

すべて 2026-08-17 に取得(年別成績のみ 2026-08-16取得)。

一次ソースの台帳(URL・取得日・原文の該当箇所)は docs/research/padres-closers-history-sources.md に置いた。

守護神を並べても順位は上がらなかった|パドレスが勝ちきれない理由を数字で見る記事へ →

58年で31人。それでも優勝は無い。next はその話。


初出:2026-08-17

最終データ確認:MLB Stats API(2026-08-16/2026-08-17)・MLB.com・San Diego Padres 公式・National Baseball Hall of Fame(2026-08-17取得)

次回レビュー予定:2027-02-17(2026年シーズン終了後に最終値へ更新する)

筆者:パドレスヘッズ(運営者情報

訂正の連絡先お問い合わせ

本記事はサンディエゴ・パドレスおよびMLBとは無関係の非公式ファンサイトの記事である。成績はMLB Stats APIおよびMLB公式・球団公式・野球殿堂公式の記載に基づく。1974〜1998年のセーブ機会・ブローセーブはデータが欠損しているため本記事では扱っていない。2026年の数字はシーズン途中のものである。本記事はMLBおよびパドレスのロゴ・選手写真を一切使用していない。

パドレスの歴代クローザーで最も成績が良いのは誰ですか?

A. 通算では圧倒的にトレバー・ホフマンです。パドレスでの16シーズン(1993〜2008年)で552セーブ、防御率2.76、902試合の救援登板で1,029奪三振を記録しました。球団通算セーブの2位はヒース・ベルの134で、その差は418あります。単年なら2026年のメイソン・ミラーです。防御率0.88・WHIP 0.84・奪三振率16.31は、いずれも58シーズンで最も良い値でした(シーズン途中・2026-08-16取得)。

パドレスの歴代クローザーは全部で何人いますか?

A. 「その年にチーム内で最も多くセーブを挙げた投手」を数えると、1969年から2026年までの58シーズンで31人です。1人あたりの平均は1.87シーズンで、31人のうち21人(67.7%)は1シーズンしか最多になっていません。ホフマンの14シーズンが突出しており、彼を除いた44シーズンには30人が入れ替わり立ち替わり並びます。数字はMLB Stats APIから筆者が集計しました(2026-08-16取得)。

パドレスのシーズン最多セーブ記録は何セーブですか?

A. 1998年のトレバー・ホフマンによる53セーブです。MLB.comのキャリア年表も「1998年に53セーブの球団記録を樹立し、ナ・リーグのサイ・ヤング賞投票で2位に入った」と記しています。それ以前の球団記録は1989年のマーク・デービスの44セーブで、球団公式の年表によれば当時のナ・リーグ記録にあと1つと迫る数字でした。40セーブ以上のシーズンは58年間で16回あり、そのうち9回がホフマンによるものです。

パドレスの歴代クローザーで殿堂入りした選手はいますか?

A. 3人います。1992年殿堂入りのロリー・フィンガーズは、1977〜1980年に在籍しました。2008年殿堂入りのリッチ・ゴセージは1984〜1987年、2018年殿堂入りのトレバー・ホフマンは1993〜2008年です。ホフマンはパドレスの帽子で殿堂入りし、背番号51は永久欠番になっています。なおサイ・ヤング賞を受賞したクローザーは1989年のマーク・デービス1人だけで、パドレスの同賞受賞者5人のうち救援投手は彼のみです。

2026年のパドレスのクローザーは誰ですか?

A. メイソン・ミラーです。2026年2月11日、新監督のクレイグ・スタメンが正式に指名しました。2025年のトレード期限でアスレチックスから加入し、前任のロベルト・スアレスがオフにアトランタへ移籍したため後を継いでいます。2026年は8月16日時点で30セーブ、防御率0.88、49登板51回3分の1で93奪三振。MLB Networkが発表した現役リリーバー上位10人では2位に入りました。

なぜクローザーの投球回は昔より減ったのですか?

A. 1登板あたりのイニングが短くなったためです。パドレスのチーム最多セーブ投手の平均を年代別に取ると、1970年代は107.2回、2020年代は54.4回とほぼ半分になっています。ところが平均登板数は60.6試合から55.4試合とほとんど変わっていません。つまり出番の数ではなく、1回の出番の長さが縮みました。同じ期間に平均セーブは15.5から32.1へ倍増しました。役割が「終盤を長く投げる」から「9回を締める」へ移った経過が、そのまま数字に出ています(筆者集計・2026-08-16取得)。

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